EAFF東アジアカップ2013は、優勝した日本の独壇場だったと言っても過言ではない。彼らが持つ能力を存分に見せつけられた大会であった。
日本は韓国との最終戦を2―1で勝利。3試合を戦って2勝1分けの好成績を残し、勝ち点7、得失点差+2で首位。EAFF東アジアカップ王者の座を初めてつかんだ喜ばしい年となった。中国は得失点差+1、勝ち点5で2位に着け、韓国が得失点差-1、勝ち点2で3位、オーストラリアが得失点差-2、勝ち点1で4位となった。
大会MVPは山口螢(YAMAGUCHI Hotaru)が受賞。チームの中盤の核となる働きを見せた。目立って高得点ではなかったが、日本のパフォーマンスを支える重要な役割を果たした。
得点王は日本のストライカー、柿谷曜一朗(KAKITANI Yoichiro)。EAFF東アジアカップ2013で自らの素質を証明した柿谷は、次のワールドカップでも代表入りを目指す。アルベルト・ザッケローニ(Alberto ZACCHERONI)監督の視線も彼に注がれているようだ。
最優秀レフェリーは西村雄一(NISHIMURA Yuichi)主審が受賞した。Jリーグ、AFC、FIFA主催の数多くの大会で実力を発揮してきた41歳の西村主審が、今回もすばらしいジャッジを披露した。
EAFF東アジアカップ2013 大会結果
・優勝:日本
・2位:中国
・3位:韓国
・4位:オーストラリア
・MVP:山口螢(YAMAGUCHI Hotaru)(日本)
・得点王:柿谷曜一朗(KAKITANI Yoichiro)(日本)
・最優秀レフェリー:西村雄一(NISHIMURA Yuichi)(日本)
EAFF女子東アジアカップ2013は波乱に満ちた大会となった。ディフェンディングチャンピオンの日本は3連覇を逃し、代わって朝鮮民主主義人民共和国が頂点に立った。
ソウルおよびファソンで行われたEAFF女子東アジアカップ2013の結果は次の通りだ。優勝は朝鮮民主主義人民共和国。2勝1分けで日本を2位に追い落とした。日本とは引き分けたものの、中国との厳しいゲームを制し、首位に名乗りを上げた。ここまで勝ち点で並んでいた日本は韓国に敗れて順位を下げた。韓国は日本戦の勝利で3位に浮上し、中国は得失点差で下回り4位に終わった。
大会MVPは朝鮮民主主義人民共和国のMFキム・ウンジュ(KIM Un-ju)が獲得。躍動感あふれるプレースタイルに加え、縦横無尽に中盤を駆けるタフさでも知られる。またキックも正確で、チームのメインキッカーを務める。得点こそなかったが、EAFF女子東アジアカップに出場したワールドクラスの選手たちの中でも最高の評価を受け、MVPを手にした。
得点女王に輝いたのは朝鮮民主主義人民共和国の新星、ホ・ウンビョル(HO Un-byol)だ。初戦の韓国戦で2ゴールを挙げている。韓国のチ・ソヨン(JI So-yun)も2得点しているが、ホは負傷により2試合のみの出場であったことが考慮され、得点女王への選出となった。最優秀レフェリーはカムヌン・パニパー(KAMNUENG Pannipar)主審が受賞した。
EAFF女子東アジアカップ2013 大会結果
・優勝:朝鮮民主主義人民共和国
・2位:日本
・3位:韓国
・4位:中国
・MVP:キム・ウンジュ(KIM Un-ju)(朝鮮民主主義人民共和国)
・得点女王:ホ・ウンビョル(HO Un-byol)(朝鮮民主主義人民共和国)
・最優秀レフェリー:カムヌン・パニパー(KAMNUENG Pannipar)(タイ)