開始5分、いきなり試合は動いた。中国が韓国陣内でのFKを得たが、ゴール前の激しいポジション争いから
GAO Lin が暴力行為により、退場処分を受ける。その後は攻める11人の韓国、守る10人の中国という展開で試合は進んだ。
14分、ジュビロ磐田で活躍する KIM Jin Kyu の強烈なFK、19分
KIM Jung Woo、22分 LEE Dong Gook がそれぞれペナルティエリアの外からシュートを放つが、かつてはイングランドのエバートンでプレーした
LI Weifeng を中心とした守備は堅く、なかなかゴール前で決定的なチャンスを作れない。それでも37分、素早いパスワークから
KIM Jin Ryong がフリーで抜け出し、ペナルティエリア内でシュートを放つも、
GK LI Ieilei の好セーブにあい、0−0のまま前半は終った。
52分、中国がワンチャンスから先制する。韓国陣内でのFKから、 XIE
Hui がヘディングで落とし、最後はゴール前に走りこむフリーの SUN
Xiang が左足でゴール上方に突き刺した。開催国の名に賭けて負けられない韓国は猛攻を仕掛け、73分、この試合2本目のシュートとなる
KIM Jin Kyu の直接FKが決まり、同点に追い付いた。
82分、ペナルティエリア内でファウルにより得点機会を阻止した CAO
Yang が退場、そして韓国にPKが与えられた。ここで決めれば逆転の絶好のチャンスだったが、LEE
Dong Gook のシュートはGKがキャッチ。その直後に LI Weifen
が2枚目の警告で退場となり、中国は8人にまで減ってしまうが、ピッチに残っている選手たちはその分体を張ってゴールを死守した。
試合は1−1の引き分けに終ったが、韓国の Jo BONFRERE
監督は「本来ならば2−1で勝てた試合だった」と厳しい表情を見せたのに対し、中国の
ZHU Guang Hu 監督は「最後まで全力を尽くした選手たちに感謝したい。次の日本戦に向けて、チーム全体として大きな自信を得た」と満足気に語った。
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