“北京世代”が台頭。2大会ぶりVへ挑戦
2002年日韓大会以来2大会ぶりとなるFIFAワールドカップ出場を逃し、2009年5月に元代表FWである高洪波監督体制をスタート。初陣となった5月のドイツ戦では世界屈指の強豪相手に引き分ける好結果を残した。直後のイラン戦を1-0で制した新生・中国は2009年の12戦を1敗で終えた。ドイツ・コットブスで活躍中のMF邵佳一が2009年末に代表復帰したが、注目は地元開催だった北京オリンピックを目指して強化されてきたFW郜林とFW韓鵬やDF馮瀟霆、 MF趙旭日といった“北京世代”(現24歳以下)の若手、そして21歳のMF鄧卓翔らの新世代。世代交代を進めながら自力をつけてきている中国は「若さ」と「勢い」で2大会ぶりVを目指す。
過去5年、過去10年の当該チーム対戦成績 (記録はFIFA公式サイトによる。PK戦は引き分けに含む)
vs.香港 | vs.日本 | vs.韓国 | |
過去5年 | 対戦なし | 1分1敗 | 1分1敗 |
過去10年 | 4勝 | 2分4敗 | 3分4敗 |
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準決勝大会王者。決勝大会でも“驚き”を
2009年8月に行われた東アジアサッカー選手権2010大会準決勝大会で2010年FIFAワールドカップ出場を決めている朝鮮民主主義人民共和国と0-0で引き分け。2勝1分で並んだライバルを得失点差で上回り、3大会ぶりの決勝大会出場権を掴んだ。キム・パンゴン監督体制の初舞台でもあった準決勝大会では同地域の強豪クラブ、南華のメンバーで布陣を固め、完成度の高いサッカーを披露。決勝大会では準決勝大会MVPでアフリカ出身のDF謝雷(ジェラルド・アンバッサ・ガイ)、同大会得点王のFW陳肇麒、MF李海強らを中心に再び“波乱”を起こすことができるか。地元開催だった2009年12月の東アジア競技大会で優勝するなど、チームには勢いもある。
過去5年、過去10年の当該チーム対戦成績 (記録はFIFA公式サイトによる。PK戦は引き分けに含む)
vs.中国 | vs.日本 | vs.韓国 | |
過去5年 | 対戦なし | 2敗 | 対戦なし |
過去10年 | 4敗 | 3敗 | 1敗 |
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東アジアでは「無冠」。地元開催で初Vを
東アジアサッカー連盟加盟国・地域では最も国際サッカー連盟(FIFA)ランキングの高い43位(2009年12月現在)。だが、地元開催だった東アジアサッカー選手権2003大会から過去3大会通算で1敗(9試合)しかしていないにもかかわらず、1度も優勝することができていない。2007年12月に就任した岡田武史監督の下臨んだ前回大会は1勝2分で無敗だったものの韓国に得失点差で劣り準優勝。今回は国内組中心の布陣となるが、2009年のアジアMVPであるMF遠藤保仁や国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS) の“2009年世界得点王”に選出されたFW岡崎慎司らメンバーは充実している。6月開幕のFIFAワールドカップ本大会へ向けて強化を進めているチームは、開催国として出場する今大会で初優勝を目指す。
過去5年、過去10年の当該チーム対戦成績 (記録はFIFA公式サイトによる。PK戦は引き分けに含む)
vs.中国 | vs.香港 | vs.韓国 | |
過去5年 | 1勝1分 | 2勝 | 1勝2分 |
過去10年 | 4勝2分 | 3勝 | 2勝4分2敗 |
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連覇狙う王者。“東アジア最強”示す
東アジアサッカー選手権2003大会、そして前回大会優勝。連覇を狙う王者だ。FIFAワールドカップ南アフリカ大会アジア最終予選ではイラン、サウジアラビアなど強豪と同居したグループを無敗で首位突破したほか、2008年2月のトルクメニスタン戦から2009年11月のデンマーク戦まで国際Aマッチ26戦無敗を記録した。同月にセルビアに敗れ、無敗記録はストップしたが、ホームで同じくワールドカップへ出場するオーストラリアを3-1で撃破するなど、対アジア勢に関しては2007年7月以降未だ無敗を続けている。ジュビロ磐田(日本)で活躍するFWイ・グンホや2009年韓国KリーグMVP&得点王のFWイ・ドングッ、不動の守護神イ・ウンジェらが中心となることが予想される今回も「強い」韓国を見せ付ける。
過去5年、過去10年の当該チーム対戦成績 (記録はFIFA公式サイトによる。PK戦は引き分けに含む)
vs.中国 | vs.香港 | vs.日本 | |
過去5年 | 1勝1分 | 対戦なし | 2分1敗 |
過去10年 | 4勝3分 | 1勝 | 2勝4分2敗 |
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