女子EAFF E-1サッカー選手権第1ラウンドは9月3日にウランバートル（モンゴル）のナショナルスタジアムで行われたマカオとグアムの試合で幕を開けた。

序盤からグアムは試合を支配し、前半6分にはHOOVER Kayceeの正確なヘディングシュートで早くもリードを奪った。

マカオは攻撃の組み立てにやや苦戦する様子を見せていたが、守備の組織力は2016年に行われた前回大会と比較しても大幅な改善が見られ、グアムの攻撃の多くを食い止めることに成功していた。

グアムが追加点を奪うには31分まで待たねばならなかったが、キャプテンのHOOVERが今度は巧みなドリブルでペナルティーエリア内に侵入し、容赦のないシュートを叩き込んだ。

後半に入っても試合の流れは変わらず、さらなるゴールを狙って押し込むグアムに対し、マカオは守備で対抗していた。

グアムに3点目が生まれたのは54分、またしてもヘディングでのゴールだった。決めたのはMERRILL Jenna。さらに66分にはHOOVER Rileyが見事な直接FKを決めて4点目。73分にはマカオのディフェンスラインを抜けたスルーパスをNADEN Colleenがものにして5点目を加えた。

グアムは数人のレギュラー選手を欠きながらも良いサッカーを見せていた。次のラウンドへの進出を争う有力チームとなりそうだ。

マカオも健闘し、残りの2試合ではこの試合以上に輝きを放つチャンスがあるだろう。特にGKのHO Kai I。彼女のセーブがなければスコアはマカオにとってより厳しいものとなっていただろう。


マカオ
ZHANG Hong監督
グアムは非常に良いチームだった。優れた育成プログラムが進められており、オーストラリア人監督が率いている。だが選手たちはベストを尽くしてくれた。

選手たちの技術はまだ十分なレベルではない。全員がパートタイムでプレーしている。それぞれ仕事があり、学生もいる。練習は週3回しかできない。

モンゴルも非常に強いチームだ。フィジカルも強い。今後の2試合でベストを尽くし、対戦相手から学びたいと思う。


グアム
WILSON Belinda Elizabeth監督
2016年に行われた前回大会と比較すると、自分たちがどういうプレーをしたいかをより理解できている。グアムのサッカーに新たなスタイルを導入しようと試みているところであり、今大会では初めてその戦い方を試している。今日はそれが非常にうまくいった。

次は地元モンゴルとの試合、厳しい一戦になるだろう。相手を尊敬しなければならないが、自分たちにやるべき仕事があるのも分かっている。今日できたことを続け、同じく強気で挑み、良い結果が出ることを願いたい。


マカオ
キャプテン 5. CHAN On Na
以前にもグアムと戦って、どれほど強いかは分かっていた。この試合では自分たちのフィジカルスキルを伸ばしたいと思っていた。

前半で2つほど大きなミスを犯してしまった。後半になると疲労もあったが、本当に自分たちのベストを尽くせたと思う。


グアム
キャプテン 21. HOOVER Kaycee Lillian
すごく良い戦いができたと思う。私たちは新しいチームで、今日は新しいやり方を実行に移した。本当に良い戦いができたと思う。

このチームには若い選手がたくさんいる。そういう選手たちがたくさんチャンスを作ってくれて、そのチャンスのいくつかを決めてくれる。それこそが目指していたことだった。

今後の試合に向けてすごく自信をつけることができた。モンゴルと戦うのを本当に楽しみにしている。フィジカルがすごく強いチームだけど、それは私たちも同じ。