男子のEAFF E-1サッカー選手権第1ラウンド、大会2日目は9月4日にウランバートル（モンゴル）のMFFスタジアムで開催。マカオとグアムの第1試合は非常に激しい一戦となった。

穏やかな午後に行われた試合は非常にハイペースな展開。グアムの選手たちが力強くボールをクリアするあまり、試合開始から10分のうちに2回もボールが小さなMFFスタジアムの外にまで飛び出してしまったほどだった。

13分にはグアムの守備陣とGK：JAYE, DALLAS JEFFREYとの連携ミスによりマカオの選手2人が完全にフリーとなり、最後はキャプテンのLAM, KA SENGが無人のゴールに難なくボールを押し込んだ。

グアムも同点ゴールを目指して押し返し、43分には最大のチャンスを迎える。MALCOLM, SHANE ANDREが個人技を披露し、素早いドリブルから放ったシュートはDFに当たったあとポストを叩いてピッチ外へと転がった。

後半の展開はシンプルな構図となった。追いつきたいグアムが全力で攻め立てるのに対し、マカオはあらゆる手を尽くして守備を固める。グアムは何度も得点に迫り、MENDIOLA, DEVAN JAKOB CAMACHOのフリーキックで2度目のポストを叩いた場面もあった。

だが残念ながら、典型的なカウンターアタックから次のゴールをもぎ取ったのはマカオ。スーパーサブのLEONG, KA HANGがオフサイドトラップを破り、グアムのDF2人からのタックルを受けながらも冷静さを失わず、JAYE, DALLAS JEFFREYを破ってボールを流し込んだ。

何度もゴールチャンスがあったことを考えればグアムにとっては厳しい結果となったが、マカオの勇敢な守備と、少ないチャンスを活かす力が非常に価値ある勝ち点3の獲得に繋がった。

グアム
KARL DENNIS DODD監督 試合後フラッシュインタビュー
立ち上がりはやりたかったサッカーができたが、まずい形でゴールを奪われ、マカオに自信を与えてしまった。だが我々はまだチーム作りの途中だ。今後も引き続き積み上げていく。

選手たちはベストを尽くそうとしてくれた。試合をビデオで見直して、どこを改善すべきか確認したい。

全ての試合が重要だ。長い間試合をしておらず、新たなプレースタイルも導入しているところなので、特にその点に注力している。


マカオ
IONG, CHO IENG監督 試合後フラッシュインタビュー
選手たちは非常に規律が取れており、100％のプレー、さらにそれ以上のプレーをすることができた。私ではなく選手たちの勝利だ。

全ての試合でベストを尽くすつもりでこの大会に臨んでいる。あと1試合も楽しみにしている。


グアム
10. CUNLIFFE, JASON RYAN 試合後インタビュー
僕らのポゼッションスタイルに対抗するため、試合のテンポをスローダウンさせて人数をかけて守るのがマカオのゲームプランだった。

グアムは若いチームだ。今日の試合には16歳の選手も出場していた。ミスが起こることもある。サッカーはそういうものだ。

だが今後も自分たちのスタイルでプレーを続けていく。運命はまだ自分たち次第だ。2日後の試合でモンゴルを破ればまだ第2ラウンドに進むことはできる。


マカオ
11. LAM, KA SENG 試合後インタビュー
すごく早い時間にゴールを奪えた。自信を持ってプレーし、勝利を手にすることができた。

ゴールを決めることができて本当に嬉しい。すごく重要な試合で決めることができた。だが勝てたのはチーム全体がベストを尽くしたからこそだ。