香港サッカー協会会長:The Hon. Timothy T T FOK 東アジアサッカー連盟の設立は、この地域のサッカー振興に多大なる貢献をしています。設立以来、連盟が行ってきた活動や大会を通じ、特に国際大会への参加の機会が少ない加盟協会はレベルアップを図ることが可能になりました。連盟が団結することによって、加盟協会が今後さらにサッカーの強化を推進できるように願っています。
協会設立
:1914年
FIFA加盟
:1954年
競技人口
:1,500,000人 (2006年5月現在)
まさにアジアサッカーの聖地である。かつてはアジアサッカー連盟の事務局があり、1968年にはアジア初となるプロリーグを発足。ジョージ・ベスト、アリー・ハーン、ボビー・ムーアといったワールドクラスの選手がプレーし、ハイレベルなプレーを見ようと毎試合スタジアムは超満員に膨れ上がっていた。現在は当時とは状況が異なる。娯楽の多様化、厳しい財政、人口690万人、面積1103m2という香港は限られた条件下にあることも影響しているだろう。そこで香港サッカー協会は再建に向けてユース育成を重視するようになった。ベースとなるのは、18に分かれた地区単位である。最初は地区ごとにばらつきがあったが、関係者の尽力により、今では香港全土において水準の高い指導が行われるようになった。情報の共有化によりタレントの発掘も実にスムーズになった。そして、この方針にはもう一つの狙いがある。チーフ・テクニカル・コンスタントを務めるKWOK Ka Ming氏はこう説明する。「それぞれの地区がより深くサッカーに携わることにより、日本などの国が大成功を収めた要因である地域密着を企業スポーツが盛んな香港で推し進めることができる。時間はかかることを承知で今後とも継続していきたい。」