去る3月19日(水)に「東アジアサッカー選手権2003決勝大会」(以下「大会」)の概要を発表いたしましたが、その後、中国広東省及び香港を中心に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)により、各種スポーツイベント開催に影響が出ております。かかる事態において東アジアサッカー連盟(以下「連盟」)は、関係各位と協議の結果、大会を予定通り開催する旨確認致しました。これまでの経緯、今後の対応についてご説明いたします。
これまでの経緯
連盟加盟協会との協議結果
4月16日(水)、連盟加盟9協会の内、7協会の責任者が韓国・ソウルにて大会の開催について協議を行った。その結果、日本国政府が中国、香港、韓国からの入国を制限していない状況下、3チームの選手団受入れに何ら障害はなく、日本を含む各協会が責任を持って選手および役員の健康管理を行なうという条件を加盟協会が受諾した為、連盟として大会を開催することを確認した。
連盟としての今後の対応
健康診断書の提出
大会規約により25名の選手リストは、大会開催15日前の5月13日(火)に連盟に提出される。登録された選手および役員、チーム関係者については、来日前2週間の健康状態を証明する診断書を各協会の責任のもとにおいて、連盟に提出する。
大会を主管する財団法人日本サッカー協会との対応
連盟加盟協会との協議結果
1. 日本サッカー協会スポーツ医学委員会が中心となり、連盟および関係者と協議を重ね、各チームには練習、試合終了後、手洗い、うがい等の徹底を含めた健康管理ガイドラインを策定する。
2. 各チーム来日から離日までの間、ホテル、練習会場、スタジアムにおいての衛生管理を関係者と連携を取りながら、万全を期す。
3. メディカルリエゾンオフィサーを任命し、4チームのチームドクターと1日1度会議をおこない最新状況の把握をする。
東アジアサッカー連盟
会長 岡野 俊一郎