沖縄の石垣島でトレーニングキャンプを行っている日本女子代表候補は23日(土)、午前11時からトレーニングを行いました。前日は、それぞれの部屋でAFC U-23選手権(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)準々決勝・対イラン戦をテレビ観戦。延長戦の末、3-0で勝利したU-23日本代表からさらなるモチベーションをもらい、練習に臨みました。
全国的な寒波の影響で、石垣島も荒れた天気模様となりました。ウォーミングアップは室内練習場で行い、その後、グラウンド上で攻撃陣はシュートや仕掛けを、守備陣は地元の男子高校生を相手に6対3や6対4のボール回しを行いました。コーンがなぎ倒され、立っているだけで身体をもっていかれそうな強風と雨のなか、佐々木監督は守備陣に声を張り上げながらコーチングをしていました。
この日は、FW大野忍選手の32回目の誕生日でした。他の選手の誕生日には率先して盛り上げるタイプですが、自身が代表活動期間中に誕生日を迎えたのは今回が初めてだそう。なでしこジャパンに初選出された2003年に監督を務めていた上田栄治 女子委員会副委員長(強化担当)は、「2002年に行われたFIFA U-19女子世界選手権のプレーがとにかく印象的で、それが代表につながった。宮間らとともに、将来がすごく楽しみ、と思ったのを覚えている。今のキャラクターは全然見せなかったけど」と当時を振り返ります。自由に見えて繊細で、若手にもさりげなく声をかける大野選手。同じくFIFA U-19女子世界選手権に出場していた福元選手、近賀選手とともに、経験抱負な選手の一人としてチームを支える存在です。.....