なでしこジャパン(日本女子代表)は6月10日(日)、アウェイの地・ウェリントンでニュージーランドとの国際親善試合に臨みました。現地入りしてから荒天が続き、想定していたトレーニングメニューをこなすことができない日もありましたが、マッチデーのこの日はウェリントン特有の強風もなく、穏やかな天候でのキックオフとなりました。
ワールドカップまであと一年のスタートと位置づけたこのニュージーランド戦に、高倉麻子監督が選んだのは4-2-3-1システムでした。日本は開始直後に放たれた長谷川唯選手のシュートを皮切りに、中里優選手、中島依美選手とたて続けに相手ゴールを脅かします。
その流れを途切れさせることなく、日本に先制点が生まれたのは17分のことでした。中里選手からのパスを受けた田中美南選手がGKの頭上をフワリと超えるシュートを決めます。幸先の良いスタートとなるはずでしたが、直後の18分に事態は一変。左CKから押し込まれ、Meikayla Moore選手に同点ゴールを決められてしまいます。
しかし日本は焦りません。守りを固める相手に対し、両サイドからだけでなく、中央からのコンビネーションプレーやミドルシュートなどで揺さぶりをかけます。34分、隅田凜選手からのパスに対し、再び田中選手が決めて勝ち越すと、44分に宇津木瑠美選手からのボールをまたしても田中選手が頭で合わせてハットトリックを達成。一気にニュージーランドを突き放して前半を終えます。.....
>>READ MORE "JAPAN FA"