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韓国代表と日本代表がブラジルの地へ - 2014 FIFAワールドカップブラジルに挑むEAFFを代表する2カ国

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10passion

June 27, 2014

No.35

8大会連続9回目の出場となる韓国代表

東アジアサッカー連盟(EAFF)を代表する2カ国が、2014 FIFAワールドカップブラジルへ挑む。韓国代表と日本代表だ。

8大会連続9回目の出場となる韓国は、昨年7月のEAFF東アジアカップ決勝大会からホン・ミョンボ監督が率いている。当初はなかなか結果を残せなかったが、昨年11月に欧州の強豪スイスを2対1で退け、チームは勢いをつかんだ。



今年3月には、ワールドカップで日本と対戦するギリシャを下した。敵地アテネでつかんだ2対0の勝利は、「ワールドカップで対戦するロシアを想定した」(ホン・ミョンボ監督)シミュレーションにとどまらず、チームの完成度に自信を深める結果となった。

この試合で先制点をあげたのが、1年ぶりの代表復帰となったパク・チュヨンだ。ホン・ミョンボ監督に初めて招集された28歳のストライカーは、約2年3カ月ぶりのゴールで3大会連続となるメンバー入りをつかんだ。

2点目をあげたソン・フンミンは、所属するレバークーゼン(ドイツ)で2シーズン連続2桁得点を記録しているアタッカーだ。左足の鋭いシュートとクロスを武器とする彼は、パク・チュヨンと並ぶ得点源として期待されている。また、196センチの長身を誇るキム・シンウクは、攻撃のジョーカー的存在だ。

守備を支えるのは、キム・ヨングォンとホン・ジュンホのセンターバックのコンビだ。若年層から代表に選ばれてきた同級生のふたりは、お互いの特徴を知り尽くしている。コンビネーションは絶妙だ。右のイ・ヨン、左のキム・ジンスが積極的に攻撃参加できるのも、GKチョン・ソンリョンを含めた最終ライン中央の安定感があるからこそと言える。

5月中旬からソウルで合宿を行なってきた韓国代表は、同28日にチュニジアとテストマッチを行なった。6月9日には最終調整としてガーナと対戦し、6月17日のワールドカップ初戦に挑むことになっている。

日本代表は国内での最後の試合に勝利

アルベルト・ザッケローニ監督が統べる日本代表は、5月21日の国内合宿から準備をスタートさせた。23人の登録メンバーには、本田圭佑、長友佑都、香川真司、遠藤保仁ら、チーム結成当初からの主力が順当に名を連ねた。同時に、ケガからの回復過程にある長谷部誠、内田篤人、吉田麻也らも選出され、順調にコンディションをあげている。



サプライズと騒がれたのは、大久保嘉人だ。昨シーズンのJ1リーグで得点王に輝いた31歳は、2大会連続で選出されたのである。

チームは5月27日に、埼玉スタジアム2002でキプロスと対戦した。国内合宿でフィジカルコンディションを追い込んだため、選手たちは疲労感を引きずっていた。ザッケローニ監督は「身体のキレを求めることはできない」という前提に立ち、「頭のキレがどのように機能するのかを見たい」と、この試合のポイントをあげた。

結果は1対0の勝利となった。43分、攻撃参加した右サイドバックの内田が、ゴール前の混戦から決勝点を叩き出す。試合後のザッケローニ監督は「トライしてくれたし、チャンスも作ってくれた」と、選手たちのプレーに及第点を与えている。

2日後の29日に事前合宿地のアメリカへ旅立った日本は、コスタリカ、ザンビアとテストマッチを行ない、心身ともにコンディションを高めている。

世界のトップ・オブ・トップが集う舞台で、EAFFの2カ国はどのような戦いを見せるのか。4年に1度の決戦が、もうすぐ幕を開ける。

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