EAFF - EAST ASIAN FOOTBALL FEDERATION -

EAST ASIAN FOOTBALL FEDERATION

bg_shadow

COLUMN

mainimg

Language is changed ENGLISH日本語中文한국

EAFF東アジアカップ2013にゲスト参加 ― オーストラリアサッカーに世界が注目

+

10passion

November 27, 2012

No.17

東アジアカップ2013にゲスト参加

東アジアサッカー連盟(EAFF)に、南半球から新しい風が吹きつけている。

日本や韓国とともにアジアのサッカーを牽引するオーストラリアが、EAFF東アジアカップ2013の予選第2ラウンドにゲスト参加することとなった。
予選第2ラウンドは12月1日から9日にかけて行なわれ、チャイニーズ・タイペイ、グアム、香港、朝鮮民主主義人民共和国、オーストラリアの5か国が参加し、上位1か国が日本、韓国、中国の待つ決勝大会に進出する。
一方の女子は、中国、チャイニーズ・タイペイ、香港、オーストラリアの4か国が、11月20日から24日まで中国に集う。オーストラリアの登場によって、男女いずれもサバイバルの度合いが増していくはずだ。

海外のビッグネームが『Aリーグ』に

男子の代表チームを支える国内リーグ『Aリーグ』も、活況を呈している。
10月5日に開幕した2012-13シーズンでは、元イタリア代表アレッサンドロ・デルピエロのシドニーFC入りが世界中で話題を集めた。また、イングランド代表FWとして活躍してきたエミール・ヘスキーも、ニューカッスル・ジェッツへ新天地を求めた。彼らのほかにも、スペイン、オランダ、ブラジル、アルゼンチン、アメリカなどから、一線級の選手が集結している。

日本のJリーグで活躍した外国人選手もいる。2004年、05年に当時J1の大分トリニータに在籍し、「パトリック」の登録名でプレーしたズワンズワイクが、今シーズンからセントラルコースト・マリナーズの一員となっている。



日本のビッグネームも、南半球でプレーしている。小野伸二だ。ヨーロッパでの実績も豊富な元日本代表MFは、Aリーグに新規参加したウェスタンシドニー・ワンダラーズのユニホームに袖を通している。持ち前のオープンな性格で新しい環境にも溶け込み、コンスタントにピッチに立っている。 そのウェスタンシドニー・ワンダラーズを指揮するのは、J1リーグのサンフレッチェ広島でプレー経験のあるトニー・ポポヴィッチだ。日本にゆかりを持つ監督や指導者が目につくのも、Aリーグの特徴である。

来シーズンはクラブ数拡大も模索

国内リーグを盛り上げているのは、外国人選手だけではない。現役のオーストラリア代表も、Aリーグのピッチに立っている。
長くヨーロッパでプレーしたブレット・エマートンは、シドニーFCの中軸に名を連ねる。元ジェフ千葉のマーク・ミリガンは、メルボルン・ビクトリーの一員だ。

日本のサッカーファンに耳覚えのあるところでは、FIFAワールドカップドイツ2006やAFCアジアカップ2007でプレーしたジョン・アロイージが、メルボルン・ハートの監督を務めている。
4節終了時でリーグ戦の首位を走るのは、3勝1分けのアデレード・ユナイテッドだ。

AFCチャンピオンズリーグ2012で準々決勝まで勝ち残った彼らは、今シーズンもリーグを牽引していきそうだ。
かつては代表選手のほとんどが国外でプレーしていたオーストラリア代表だが、近年は経験豊富なベテランを中心に国内復帰が目につく。
Aリーグは来シーズン以降のクラブ数拡大を模索しており、新チーム誕生となればビッグネームのさらなる帰還も予想される。オーストラリアへの注目度はこれからさらに増していくだろう。

BACK