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アジア大会レポート:チャイニーズ・タイペイ、香港

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10passion

August 24, 2018

No.76

8月18日からインドネシアのジャカルタでアジア大会が開催されている(サッカー競技は8月10日から)。EAFFからは男女とも中国、チャイニーズ・タイペイ、朝鮮民主主義人民共和国、香港、日本、韓国の6カ国が参加している。今回はチャイニーズ・タイペイと香港を取り上げる。

【男子 チャイニーズ・タイペイ】

難敵のパレスチナとスコアレスドローという好発進を切ったが、インドネシアに前半こそ0-0でしのいだものの、後半に4点を取られて敗れた。そのショックもあってか香港には前半で4失点し、インドネシア戦に続く0-4での敗戦を喫した。3試合目のラオスは力関係では十分に勝機があるようにも思われたが、やはり開始5分に決められ、ボール保持率は57%でラオスを上回ったもののフィニッシュが決まらず、逆に後半の追加点で0-2とされた。1分3敗に終わったが良い教訓になった大会だった。



【男子 香港】

開催国インドネシアと同じA組で4試合を戦った。ラオスとの初戦は20歳の新鋭CHENG Chin Lungのゴールなどで3-1と勝利し、さらにチャイニーズ・タイペイに4-0で完勝。しかしパレスチナと引き分けると、インドネシアにはMF WU Chun MingのクロスにキャプテンでDFのLAU Hok Minダイビングヘッドで合わせて先制したものの、逆に3点を返され、激闘の末に3-1で敗れた。それでも3位チームの1位になり決勝トーナメントに進出。AFC U-23選手権の覇者で優勝候補のウズベキスタンに挑み、貴重な経験を得た。



【女子 チャイニーズ・タイペイ】

パレンバンを会場に行われたアジア大会2018ジャカルタ、サッカー女子は日本が金メダル、中国が銀、銅メダルは韓国だったが、アジアのサッカーファンを最も驚かせたのはチャイニーズ・タイペイ女子だった。
韓国、インドネシア、モルディブと同居したA組を2位で通過すると、準々決勝で東南アジアの強豪ベトナムと対戦。22本のシュートを浴びながらも粘り強いブロックと守護神TSAI Mingjungの度重なる好セーブでしのぎ、0-0のままPK戦を4-3で制して準決勝に駒を進めた。準決勝でも中国に勇敢に立ち向かったチャイニーズタイペイは41本ものシュートを打たれながら後半立ち上がりの1失点に抑えたが、中国の堅い守備を破ることができずに敗れた。銅メダルをかけた3位決定戦も0-4で敗れたが、彼女たちの健闘は賞賛に値する。



【女子 香港】

グループリーグでは中国に0-7、朝鮮民主主義人民共和国には0-8で敗れてしまったが、タジキスタンを6-1で破り、3位の上位 で準々決勝に進出した。相手はアジア屈指の強豪である韓国。序盤から押し込まれる展開の中でもMFのWAI Yuen Tingがシュートに持ち込むなど対抗した。しかし、前半20分に左のつなぎからクロスをFWのJEON Ga Eulにファーサイドからヘディングで決められると、自陣でボールを奪われたところからJEONにミドルシュートで追加点を許した。さらにクロスのこぼれ球から3失点目。後半にも2点を追加されたが、32本ものシュートを打たれながら0-5に終わったことは次につながるはずだ。
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