ＦＷのソン・フンミンをはじめＡ代表の３人をオーバーエイジ枠で加えるなど、ベストの布陣で前回大会に続くメダル獲得を目指した韓国はフィジーに８-０の大勝を飾ったあと、優勝候補のドイツと激闘の末に３-３で引き分け。負ければ敗退という前回王者のメキシコとの大一番では中盤の主導権を握られながらも粘り強く戦い、７８分にクォン・チャンフンがＣＫのセカンドボールから相手ディフェンスをドリブルで突破して豪快なゴール。シュート数で５対２２と大きく下回ったものの、勝負強さを発揮して１-０と勝利。堂々のＣ組首位で準々決勝に進出した。
ベスト４をかけたホンジュラスとの試合はメキシコ戦と打って変わり、韓国がボールを支配する中で攻勢をかけたが、相手ＧＫの好セーブに阻まれるなど、なかなかゴールをこじ開けられないまま迎えた５９分にロングカウンターから自陣深くまで一気にボールを運ばれ失点。最後はファン・ヒチャンの渾身のシュートも外れ、二大会連続でのメダル獲得への夢は敗れた。とはいえ一部では「最弱の世代」とも呼ばれたチームは熱血漢のシン・テヨン監督に率いられ、逞しく成長した姿を見せており、この大舞台を経験した選手たちのＡ代表での飛躍が期待される。
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